基山町まちづくり条例について

昨日の続きですが、研修のレポートです。

20日は基山町に場所を移しての研修。
基山町役場はとても綺麗で立派でした。

目に付いたのは「自動販売機」

これは「まちづくり基金事業」だそうです。
コカコーラウエストジャパンと提携して売上の一部を基山町に寄付する取り組みだそうです。

年間180万円~200万円の寄付があり、19年度、20年度は3件づつ総額約50万円をのNPO法人、自治会、CSO等に補助をし、また21年度は8件に合計140万円の補助をしたそうです。

基山町のまちづくり条例の説明は・・・・追記にて

協働のまちづくり条例の説明

1、基山町協働のまちづくり取り組み経過
 H16年9月~H17年6月
           総合計画を検討するために住民参加によるワークショップを実施
 H18年9月    第4次総合計画策定
           総合計画のまちづくりの基本理念に「みんなが進める協働のまちづくり」を新たに掲げる。

 H19年11月~H20年9月
           まちづくり基本条例の学習会を町民自由参加により実施。
           合わせてまちづくり町民会議及びフォーラムを開催。
 H20年5月~  「まちづくり基本条例策定作業部会」
           (広報にて公募)
を設置(事務局は役場、7回開催)し、
           条例素案を作成、作業部会と並行する
 H20年10月   「まちづくり基本条例策定委員会」(町民公募3名)を設置し、
           作業部会で作成した条例素案を審査
 H21年3月    答申が行われた。
 H21年1月、3月 協働のまちづくりシンポジウムを開催し条例の素案の好評を実施
 H21年4月~   策定委員会の答申に基づき「まちづくり基本条例(案)」を作成
 H22年9月    議会において可決
 H23年4月    施行決定

 H21年度     各自治会(17地区)へ議会に上程されている条例の説明会、
            協働のまちづくりシンポジウム、職員研修の実施
 H22年度     町内ワーキングの設置及び全職員研修など       
           職員研修を中心に実施、
           →また職員全員がつかめていない状況。
            いろんな意見もあったが、+、-含めて職員も不安。
            今後自治会、町民団体研修を実施する予定
           →まだまだ町民の理解は低い。説明が必要。

2.まちづくり基本条例と新しい制度
 ①まちづくり計画制度
  町内会や自治会、NPOやボランティアグループなど地域の問題を回けるつすために活動している組織や団体をコミュニティ団体(規定は町が決め、認定された団体。規約を持ち、10名以上の市民活動をしている団体)と呼ぶ。このコミュニティ団体が地域の問題をどの様にして解決するのか、またどの様な地域にしたいのかと言ったことを計画書にまとめ、基山町に提出し、基山町が行う事業でその計画書を活かす制度。 
 
 ②町民提案制度
  基山町民が地域の問題を解決するために、解決案を提案書にまとめ、基山町に提出し、その内容を審査し、実現可能な内容で有効と考えられる提案を基山町が公共事業として行う事業。
  基山町民とは基山町に住んでいる住民、基山町内に通勤する人、基山町内の学校に通学する人、基山町内の会社や商店、基山町内で活動するNPOやボランティアグループの事を言う。

 ③情報公開制度
   基山町が持っている色々な情報を分かりやすく町民に提供する制度。
   請求があってから公開するのではなく、積極的に公開する。規定があるわけではないが、予算については「どうなっているの町の予算」を全戸配布している。事業費の人件費相当分はまだだしていない。町では難しいかもしれないが、検討はしている。
   

 ④重要な計画への町民参加精度
   (1)パブリックコメント
      町民が文書で意見を述べる
   (2)意見交換会
      今までは決まったものを説明するだけだったが、これからは意見を交換していく。
   (3)町民ワークショップ
      公募した町民とワークショップ(作業)をしながら直接意見を述べる。
      公募範囲は決めていないが、課題内容によって変わるだろう。
      自治会の会長など同じメンバーにならないようにすることがこれからの課題。
   (4)審議会
      専門家と一緒になって公募した町民が一緒になって検討していく。
   (5)アンケート
 
 ⑤評価・改善制度
   基山町が行っている”まちづくり”について、効果や成果を調べ、評価を行う。
   評価した結果を元に改良や改善をする必要があれば”まちづくり”の取組を見直す
   すべて公表する。しかし、評価する項目はある程度事業を絞る。全てを評価するわけではない。

 ⑥町民投票制度
   基山町長が町政に係る重要な事項について町民の意見を確認する必要があると考えた場合、基山町議会に町民投票の条例を提出し、認められたなら、直ちに町民投票と行える。
   町民が町長に提案して、町長が判断し、必要と考えたら、議会に提案。

タグ :研修基山町

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Posted by On y Va! at 18:09│Comments(2)研修会
この記事へのコメント
どこの自治体も同じですが、本格的な官民協働はこれからって感じですね。
Posted by 呼子お助け呼子お助け at 2011年01月22日 23:45
>呼子お助けさま

そうですね。
基山のように官民協働について話ができているという事は素晴らしいと思います。
まずは話し合う事が第1歩ですね。
Posted by On y Va! at 2011年01月24日 09:40
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